概要
この課題プロセスでは、「Ⅱ4. 効果的プログラムモデルの構築」フェーズで説明したように、前評価フェーズ(「Ⅱ1. プログラム理論の評価と構築・再構築」フェーズ、「Ⅱ2. 実践現場の創意・工夫、改善点の反映」フェーズ、「Ⅱ3. エビデンスにもとづく知識生成」フェーズ)において作成・改訂されて来た、プログラム理論、効果的援助要素リスト、実施マニュアル、フィデリティ尺度を、体系的に整理して、効果的プログラムモデルを構築する。
課題プロセスの成果物は、効果的プログラムモデルの各要素、具体的には、「効果的プログラムモデルプログラム理論の作成、改訂」(24-1-31)、「効果的プログラムモデル効果的援助要素リストの作成、改訂」(24-1-32)、「効果的プログラムモデルの実施マニュアルの作成、改訂」(24-1-33)、「効果的プログラムモデルのフィデリティ尺度の作成、改訂」(24-1-34)としてまとめられる。
図Ⅱ4-1-1には「効果的プログラムモデルの構築」の課題処理フローチャートを示した。
「効果的プログラムモデルの構築」は、次の課題プロセスの成果物を体系的に整理してまとめられる。すなわち、「Ⅱ1-1. プログラム理論の構築・再構築:インパクト理論」(21-1-31)、「Ⅱ1-2. プログラム理論の構築・再構築:プロセス理論(サービス利用計画)」(21-2-31)(21-2-32)、「Ⅱ1-3. プログラム理論の構築・再構築:プロセス理論(組織計画)」(21-3-31)、「Ⅱ2-1. 効果的援助要素リストの作成」(22-1-31)、「Ⅱ2-2. 効果的プログラムモデルの実施マニュアルの作成」(22-2-31)、「Ⅱ3-1. アウトカム評価尺度・指標の設定と活用計画」(23-1-31)、「Ⅱ3-3. 効果的プログラムモデルのフィデリティ尺度作成と活用計画」(23-3-31)である。
まとめられた「効果的プログラムモデル」は、「Ⅲ1-1 効果的プログラムモデルの実践現場への移転、実施・普及モデルの作成」(31-1-31)、「Ⅲ1-3 効果的プログラムモデルの制度化、制度モデルの作成」(31-3-31)に反映される。
また、効果的プログラムモデルの構築の実施手順は、図Ⅱ4-1-2に示した。